イタリア・フィレンツェ『Ristorante del Fagioli』<チーズラビオリ>
豊かな食文化が際立つイタリア・トスカーナの中心都市フィレンツェ。
何を食べるべきか到着前から悩ましい。
今回はいかにも・・・ではなく小さな驚きに感動した逸品との出会いです。
どうやっても目に入る､フィレンツェの象徴
サンタマリアデルフィオーレ大聖堂が見える宿に荷物を置いて散策開始。
サンタ･クローチェ聖堂近くで本日の夜ご飯チェックをしていると、
日本人のKAHOKOさんに声を掛けていただきました。
KAHOKOさんは自分の働くレストランの前で
開店前のお掃除中・・・
おすすめを聞くと､この近くに何を食べてもハズレなしで
とにかくいつも混んでいる老舗があるとの事。
運よく直予約で席がキープ出来たので、
時間までは市内をウロウロです。
食の都だけあって果物・野菜・肉・惣菜なんでも揃い､
すべての食材が香り高くイキイキして見えます。
気になったのが市場で売っている生のラビオリ。
ラビオリの名前は「かぶ」を意味するイタリア語「rapa」からきているそうで、
中身が本当に色々あります。
ホウレン草チーズや､生ハム、栗などそれぞれの地方やお店で
中身が変わるのも楽しい玉手箱。
KAHOKOさんおすすめの「Ristorante del Fagioli」は家族経営？の
アットホームな雰囲気が素敵なお店。
たまたま夕方飛び込みで直談判をして空けてもらった席は
家族連れとプチ相席。
周りを見るとトスカーナ名物のビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ
牛肉の厚切りステーキを食べる人が多数。
さて何を食べればいいのでしょうか。
メニューを読み解くのが難しかったので
注文に時間がかかってしまいましたが、スタッフは嫌な顔ひとつせず対応。
何処のテーブルにもあったインゲン炒めを添えられたローストビーフと
ポークソテーなどの盛り合わせを頼みました。
とろけるようなローストビーフはほんのりハーブが香り
ハズレ無しを再確認。
もう一品頼んだチーズラビオリを待ちます。
写真がボケてしまったのが痛恨です・・・
登場したチーズラビオリ。
これは本当に不思議な味なのです。
中のチーズが甘い！そして上にかけられているチーズは
塩気のある風味豊かなチーズ・・・
口に入れるとパスタの弾力を噛みしめながらも
甘さと辛さが交互にやってくる深い味わいに感動です。
このチーズの反則技コンビネーションは驚きとしか言いようがない
絶品・・・秘密のラビオリでした。
Ristorante del Fagioli
Corso dei Tintori, 47-red, 50122 Firenze,
+39 055 244285
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