複雑なスパイスが絡む無言のキーマ

大阪・京町堀『Curry家 Ghar(ガル)』<ベジキーマ>

大阪市中央区、カレー激戦地帯が点在する場所で、
渾身のキーマカレーが食べられる行列店
『Curry家 Ghar(ガル)』さん。
都会のオアシス靭公園からほど近い街の一角に
開店前からじわりじわりと人が集まってきます。

前回は開店時間を越えてから到着し、
すでに売り切れになってしまっていた
「ベジキーマ」を求めて本日は11時半前には到着です。

東京の老舗インド料理店「デリー」で修業された店主が切り盛りするお店で、
店名の「ガル」はヒンドゥー語で「家」との事。
おひとり様の特権?で、カウンターから
ひたすら左右に移動する店主の背中を見ながら
嬉しい待ち時間を堪能します。
今回注文したのはもちろん「ベジキーマ/900円」イチ辛で。
月替わり?の「かえってきたバターチキン」と相当迷いましたが
こういう時の浮気心は厳禁ですから。

そうこうしているうちに主役の登場。
平たく盛られたライスの上に鎮座するセミドライのラムひき肉キーマと
トッピングされた賑やかなベジタブルが美しい~。
背中からその集中力がヒシヒシと伝わってくる店主が
カウンターからそっと差し出すこの一皿に、
カレーに込められた本気度が伝わってきます。
・・・いざ、実食。

インドカレーでもなくネパールカレーでも日本カレーでもない。
何とも言えない唯一無二の濃縮キーマに、
爽やかな野菜が軽やかにアシスト。
ほんのりとココナッツの香りもする複雑でいながら
カドの無いやさしいカレー。

ラム肉のクセは全くない飽きのこない一品に副菜と
濃厚なラッシーがセットに。
そしてテーブルに置かれた玉葱のアチャールが食べ放題なのも
嬉しい限りです。
思ったよりこのキーマの山がボリューミーで
満腹感は半端ないです。

ちなみにこちらは前回ベジキーマが売り切れで
肩を落としながら注文した
「ぎゅうビーフカレー/1000円」イチ辛
やわらかでホロっとくる
このビーフの存在感・・・
こっくりと濃厚でホントに美味しかったー。
今思うとこちらの方が好みだったかも。
関西全域からファンが訪れる関西グルメ本、カレー部門の王者の実力、
確かめに行きませんかー。
ただし不定休と言う罠には十分お気をつけて・・・

Gion Duck Noodles
大阪市西区京町堀1-9-10-103

06-6443-6295
OsakaMetoro肥後橋駅徒歩約6分

OsakaMetoro本町駅徒歩約8分

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